この記事でわかること
- 論理的思考とは
- なぜ論理的思考が大切なのか
- ユアユニで学べる事
今回のユアユニの講義では論理的思考とは?について学びました。なぜ論理的思考が大切なのか、論理的思考がないとどうなるのかなど学んだことをもとに解説していきます。
ユアユニってどんなところと思われた方は別の記事に細かく書いているので書いてるので覗いてみてください。
スキルだけでは成功は難しい?論理的思考の重要性
高いスキルさえあれば問題ないと思う?
スキルあれば何でもできそうだよね
そう思うけど実際にはそのスキルを相手に伝える力がないと
宝の持ち腐れになることもあるそうだよ。
現代社会では、スキルが高い人は少なくありません。専門技術や高度な知識を身につけた人々が多くいる一方で、そのスキルをいかに効果的に活用し、他者に伝えることができるかで結果は大きく変わってきます。たとえ素晴らしいスキルを持っていてプレゼンのために100点満点の資料を作れたとしても、論理的思考スキルが欠けていると、その資料をうまく伝えることができません。そうなると結果的に資料は100点だとしてもプレゼンは100点ではなくなってしまうこともあります。今回は、論理的思考がなぜ重要なのか、そしてそれをどのように活用するかについて詳しく解説していきます。
高いスキルを持つだけでは十分ではない
たとえば、ある人が高度なプログラミングスキルを持っているとします。しかし、その人がどんなに高度なコードを書けたとしても、そのプログラムの構造や利点を他人に説明できなければ、プロジェクト内での協力や評価は得にくくなります。技術を持つだけでなく、論理的に相手にその価値を伝えることができなければ、その技術は「宝の持ち腐れ」となってしまうのです。これはここで例に挙げたエンジニアや専門職だけでなく、あらゆる職業に共通する課題のようです。
たとえば、経営者やマーケターも、自分のアイデアや戦略をチームに説明し、納得させる力が必要だと思います。その際、論理的思考に基づいたプレゼンテーションや会話が重要となります。曖昧な説明や感情に基づいた説得ではなく、具体的なデータや分析に裏付けられた説明のほうが、相手の信頼を勝ち取る可能性がぐっと上がります。
論理的思考を試す問題:フェルミ推定とは
では、具体的に論理的思考をどう使うのかを問題を使って考えてみましょうというものが講義の中でありました。
下の問題を考えてみてください。
問題
• 座席数:15
• 場所:駅近
• 従業員:3名
• ラーメン価格:600円
このラーメン店の利益はいくらでしょうか?
このラーメン店の利益はいくらでしょうか?
結論として、正確な答えは「お店の人しかわからない」というのが真実です。 しかし、ここで重要なのは、答えそのものではなく、その答えに至るまでの「思考プロセス」です。これが「フェルミ推定」と呼ばれ、限られた情報から合理的な推測を行う方法です。
この問題を考える際、以下の要素を考慮する必要があります。
• 1日に来店する顧客数
• 1日の営業時間
• 食材コスト
• 人件費
• 家賃や光熱費
このような仮定を元に、可能な限りのデータを集めて分析することで、おおよその利益を算出することができます。たとえば、「1日で100人が来店し、売上が60,000円」「1人当たりの原価が300円」などと仮定し、計算していくわけです。このように計算式に当てはめることで応用ができるようになります。このような思考を繰り返し行うことで、論理的な思考が磨かれていくのだそうです。
コぺルニクス的思考が求められる理由
竹花氏は以前からコペルニクスの思考がビジネスの世界では唱えられています。昔から人間は物事を自分中心に考えがちなのだそうです。従来の常識や自分の思い込みに頼らないことが重要だということです。16世紀にコぺルニクスが地動説を唱え、地球が宇宙の中心であるという既存の考え方を覆したように、私たちも日常生活や仕事において新たな視点を持つ必要があります。
例えば、新しいプロジェクトを立ち上げる際、「自分の経験上、これは成功するはずだ」という思い込みだけで進めると、リスクに気づけないことがあります。その代わりに、データに基づいた分析や、異なる視点からの見解を取り入れることで、より堅実で信頼性のある結論にたどり着くことができます。
捨てるべき思考が存在する
ビジネスを考えるうえで捨てるべき思考が存在します
それは分断思考とネガティブ思考
分断思考を捨てる重要性
人間の思考には、物事を極端に二分する「分断思考」が存在するようです。たとえば、「金持ちと貧乏」「成功者と失敗者」「社員とフリーランス」といった構図です。これは思考を単純化するために便利ではありますが、ビジネスや人生においては柔軟な思考が求められます。なぜなら、現実には多くの中間点やグレーゾーンが存在し、その中にこそ新たなアイデアやチャンスが眠っているからです。
例えば、金持ちと貧乏といっても実際には中間層と呼ばれる人たちが大半を占めていますし、幸せと不幸といっても幸せも不幸も当事者の価値観によって変わるので一概に幸せとはを決めることはできないのです。何事もきれいに二分することはできないので柔軟な視点で判断する力が求められるのです。
ネガティブ思考を避け、事実を重視する
人間はネガティブな情報に敏感で、メディアは視聴者の関心を引くためにネガティブな内容を強調しがちです。例えば、経済危機や失業率の増加といった情報は、瞬く間に人々の関心を集めます。このような情報を過度に信じ込むことで、実際の生活の中でもビジネスでも判断に不安が生まれたり、過剰なリスク回避行動に陥ったりすることがあります。
ネガティブ思考そのものが悪いわけではありませんが、必要以上にネガティブになることは避けなければなりません。論理的思考を持ってデータを精査し、事実に基づいて結論を出すことがとても大切です。これにより、偏った判断や極端な意思決定を避けることができます。そうすることで周りの情報に惑わされることは少なくなるかもしれません。
定量化の力:論理的思考を支える基盤
定量化とは、抽象的な表現や考えをを具体的な数値で表し、それをもとに分析することです。たとえば、マーケティングキャンペーンの成功を評価するとき、「顧客の反応が良い」といった主観的な判断だけではなく、「キャンペーンによって売上が20%向上した」といった具体的な数値を用いることで、客観的な評価が可能になります。
データに基づいた判断は、ビジネスだけでなく日常生活でも役立ちます。たとえば、健康管理においても、「体重を減らしたい」という漠然とした目標ではなく、「1か月で2kg減らす」という定量化された目標を設定することで、具体的な計画が立てやすくなります。
まとめ
論理的思考を持つことで、物事を感情的に捉えるのではなく、客観的かつ冷静に判断する力が養われること。高いスキルを持つことは大きな財産ですが、それを最大限に活かし、他者に価値を伝えるには論理的思考が不可欠だということ、日々の生活やビジネスで論理的思考を磨き、フェルミ推定のような具体的な問題解決の練習を重ねることで、成長につながる。それが、長期的な成功へ繋がるのだと学びました。
このブログ記事は、ユアユニで学んだことを実体験を踏まえながら発信しています。
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